川崎市の名産「多摩川梨」の収穫がピークを迎えている。春先の天候に恵まれたおかげで例年に比べて糖度が高く、実も大きいという。品種によって時期は異なるが、9月末まで農家の軒先や直売所で販売される。
多摩川梨は幸水や豊水、長十郎など様々な品種があり、多摩川周辺で収穫される梨の総称。江戸時代から栽培が始まったとされ、現在は後継者に受け継がれ、多摩区内でも多くの農家が栽培している。
登戸の三平果樹園では収穫期を迎え、梨狩りを楽しむ人が1日に5〜6組訪れるという。
同園の三平勝政さんは「幸水と長十郎がちょうど時期を迎えている。豊水や菊水もすでに出始めている。今年は暑くて雨が少なかったから甘みがたっぷり」と出来ばえに胸を張る。幸水は9月いっぱいまで。新高が9月20日過ぎから出荷を迎えるという。
19日、家族で多摩市から梨狩りに訪れたという今野志騎くん(4歳)は笑顔で「(梨が)重かったけど、おいしかった」と笑顔をみせていた。
川崎市農業技術支援センター(菅仙谷)で8月12日に行われた品評会では、一般的に甘いと感じる基準となる糖度12度を下回るものはほとんどなく、実も例年より大きかったという。同センターの担当者は「春先が暖かかったので、桜の花と同様、梨の花も早くから咲いた。生育がよく、実も大きいのが今年の特徴」と話している。
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