多摩消防署 区内で初めて図上訓練 地震想定し稲中生ら挑戦
災害に関する情報を地図上に書き込んで万が一の事態に役立てよう――。大地震を想定した図上災害訓練が9日、川崎市立稲田中学校で行われた。多摩消防署が区内で初めて開催。中学生や地元の町会関係者が地図を囲んで意見を出し合った。
試みたのは「災害図上訓練DIG」と呼ばれる手法。「災害」「想像力」「ゲーム」の頭文字を取って名付けられ、一般市民が企画・運営できる防災訓練として全国的にも普及している。市民同士が議論を進めることで、災害に強いコミュニティづくりにもつながるという。
訓練には同校の1年生約40人と地元の宿河原町会のメンバー12人、消防署の署員約20人が参加。3者で構成するチームを作って意見を出し合った。
参加者たちは地図上に狭い道路や高い建物、避難困難者が滞在する福祉施設といった防災上の対策が必要な情報を書き込んだ。生徒たちからは「水を貯める場所を増やしたほうがいい」「道を広くしたほうがいい」「自分たちのまちを知っておくことが大切」という意見が挙がった。
生徒のひとり、本多悠真さんは「危険な場所がわかった。地震が起きた場合は今日のことを生かして避難したい」と話していた。
多摩署は今後、区内で図上訓練を普及させたい考え。予防課の小玉敦司さんは「チームに病院や介護施設の関係者を入れたりと、組み合わせはいろいろできる。まちの情報共有をかねて、顔の見える関係づくりに役立ててほしい」と話している。
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