区民会議 フォーラムで意見交換 防災マップなどを提言
第4期多摩区民会議の審議内容について意見交換するフォーラムが23日、区役所で開かれた。自然災害部会とコミュニティ部会に分かれ、議論を交わした。
同会議は地域の魅力づくりや課題解決について、公募や推薦などで集まった区民が行政と協働で審議し、区役所の施策に反映させるのが目的。第4期の委員20人はこれまで、地域のコミュニティづくりと自然災害に強いまちづくりについて審議してきた。自然災害部会は▽多摩区版「備える。かわさき」の作成▽身近な防災マップの作成▽中・高・大学生との連携――を提案。コミュニティ部会は▽イベントカレンダーの作成といった地域参加してもらうしかけづくり▽あいさつ運動の展開といった地域コミュニケーションの再生――を提案している。
この日のフォーラムでは3つのテーマについて意見を出し合った。「地域に参加してもらうしかけづくり」「地域コミュニケーションの再生」を話し合ったグループでは、区内のイベントを一覧できるカレンダーづくりを提案した。メンバーからは「ネットではなく紙ベースの情報発信がいい」「全区的なものと地区的なものをどう整理するか」「まずは恒例のイベントから始めてみよう」などと様々なアイデアが挙がった。
「いざという時に助け合えるしくみづくり」を話したグループでは防災マップについて「日常的に使えるものにすることが第一」「広域避難場所でも危険な場所があることを担当者に伝えるべき」などと意見を交わした。
大津努委員長は「関心を持った市民から様々な意見が出た。今後、こうした意見をまとめて次の段階につなげていきたい」と話した。
第4期区民会議は来年3月までに最終報告書として調査・審議をまとめ、多摩区長に提出する。
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3月29日