風しん予防接種 一部助成を再延長 川崎市
川崎市は、11月30日までに延長していた麻しん風しん混合ワクチンの予防接種費用の一部助成について、来年3月31日まで再延長する。
風しんは、免疫のない女性が妊娠中に感染すると、胎児が風しんウイルスに感染し「先天性風しん症候群」の赤ちゃんが生まれる可能性がある。首都圏では昨冬から今春にかけて風しんが大流行した。川崎市は市医師会と締結して4月22日から緊急対策事業として費用の一部を助成することを始めた。
風しんの届出数は5月にピークを迎え、その後減少したものの、市は「まだ接種を受けていない人が相当数いる」と踏む。風しんは春に流行するといわれ、国の風しん抗体検査事業が14年度から開始が見込まれることから、再延長を決めた。
一部助成により自己負担額2千円で予防接種が受けられる。助成の対象は川崎市民で風しんにかかったことがない人、風しんの予防接種を受けたことがない人で【1】妊娠している女性の夫(児の父親)【2】1974年4月2日〜90年4月1日生まれの男性【3】90年4月1日以前生まれの妊娠を予定または希望している女性。
問い合わせは市健康福祉局健康安全部(【電話】044・200・2446)。
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