２案が特選 区役所のアイデアコンテスト
表彰された大和田さん（右）と川崎さん（中央）
多摩区魅力アップ・アイデアコンテストの表彰式が先月30日に区役所で開かれ、特選に区内在住の大学生、大和田宏樹さんの「多摩川を望める道の駅をつくろう」と高津区在住の会社員、川崎泰之さんの「ピクニックタウン多摩区」の２案が選ばれた。区民によるワークショップも開かれ、様々なアイデアが出揃った。
＝中面に関連企画を掲載
コンテストは多摩区役所が７月から10月にかけてアイデアを募集した。４部門合計で全国から２５０を超えるアイデアが集まった。
Ａ３部門の特選に選ばれた大和田さんのアイデアは、多摩川の河川敷にある二ヶ領せせらぎ館を自転車愛好家や市民ランナー向けの「道の駅」に仕立てようというもの。飲み物や軽食が味わえる立ち食いカフェを設けるほか、トイレや駐輪場などの設備も充実させて、利用者を呼び込もうという。表彰式で大和田さんは「今回受賞できて大変うれしい。日課として毎朝多摩川を走っている時、多くのロードバイクに乗る人をみて、この人たちにサービスをできないかと思いついた」と話した。
川崎さんは、水辺と緑と文化施設に恵まれた多摩区の地域特性を生かして「ピクニックタウン多摩区」構想を打ち出した。ピクニックに最適なコースやエリアを選定し、関連産業の育成やイベントを開くアイデア。表彰式で「多摩区の魅力をひとくくりに考えるとピクニック。みんなが食べ物を持ち寄ってコミュニケーションでき、まちの資源が生かせる」と話した。
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