フリーランスとしてプレーパークの普及に取り組み、来月の講座で講師を務める 渡部 靖成さん 宮前区在住 36歳
「やりたい気持ち」を大切に
○…多摩区こども外遊び委員会が主催する講座で来月、講師を務める。NPOや市民団体の要請を受けてプレーパークの見守りをしたり、行政からの依頼で学校のスポーツ指導に出向いたりと、子どもに関わるさまざまな仕事をフリーランスの立場で請け負っている。今年は5件のプレーパークを掛け持ちする。「子どもの『やりたい』という気持ちをくんであげることが大切」というのが信条だ。
○…体育教師をめざしていたが、大学卒業後に縁があって高津区の「子ども夢パーク」の仕事に就いた。最初は数カ月の予定だったが、夢中になって6年間働いた。子どもたちが遊具を作りだすこともできるし、かまどで火を使うこともできる。学校では見られない子どもの姿を知ることができた。自由だからこそ、楽しむ方法も自分たちで見つけなければならない。「子どもと一緒にみんなで課題に向き合うことができた」。
○…区内三田地区で活動するの子どもサッカーチームの代表も務める。「大人はアドバイスしようとするが、それでは子どもの経験にならない」。基本姿勢は子どもの好きなようにプレーさせること。「一見すると子どもの行動は非効率なことも多いがすべての行動に意味がある」と考えている。「子どもが発信する力は絶対。自ら掴み取ろうとする人間は必ず伸びていく」。プレーパークでの活動同様に、サッカーチームでも子どもたちと一緒に作り上げていく姿勢は変わらない。
○…最近は自身を取り巻く環境が変わった。幼稚園の教員を集めて園の垣根を越えた研究会を開いて、教育の固定観念を見直すことにチャレンジしている。何より大きな変化は結婚すると同時に10歳の娘ができたこと。土日は雨でも降らないとなかなか休めない仕事だが、娘と過ごす時間は確保している。「ほかの子どもよりも近くで長く過ごす存在。自立させたいという意味でお父さんとしての目線が育った。娘に感謝」
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4月19日