川崎青年会議所(JC)理事長に就任した 岩澤 邦寿さん 協成電気株式会社勤務 38歳
みなぎる意志の強さ
○…「信条は、人の役に立てるよう、誰にも負けない努力をする。石の上にも3年」――。そう語る言葉の端々に、意志の強さがみなぎる。市長選討論会をはじめ、子ども達のためのミニバスケットボール大会、相撲大会などのまちづくり活動に取り組む川崎JCの第64代理事長に1月1日付で就任した。自営業の多いJCの中にあって、数少ない現役サラリーマン。まして、理事長ともなると極めて異例だ。かねてから理事長には憧れはあったが、立場上、会社の了解を得なければならない。理事長選挙に名乗りをあげる際には、1週間寝ずに悩んだという。賽(さい)は投げられた。任期1年間を「JC活動にまい進する」ときっぱり。
○…勤務する協成電気(株)(川崎区)では営業部長として17人の部下を束ねる。大手旅行会社を経て28歳で入社した。先輩との知識やスキルの差を取り戻すために人の2倍働いたという。5年前、「JC活動は人間的な魅力をあげ、仕事にプラスになる。勉強してこい」とJC卒業生で44代目理事長を務めた加藤哲郎社長の勧めでJCに入会した。
○…大田区出身。海が好きで今は鎌倉市に在住するが、結婚後4年間、川崎大師近くに住んでいたことも。「おじいちゃん、おばあちゃんたちが気さくに声をかけてくれる人情味深い町。地域コミュニティーがしっかりしている。小さな頃に抱いていた『怖い川崎』という認識が変わりました」と笑う。
○…現在、川崎JCには97人が在籍するが、入会3年未満の会員が約7割を占める。「フレッシュな組織になった分「JCの原点に立ち返る必要がある」。掲げる14年度スローガン「随処に主となれ〜地域共生へ自らに由る行動を〜」には、地域のリーダーシップをとり、町を活性させる思いを込めた。具体的には環境エネルギー、食糧問題をテーマに「地域からこの国を変えていきたい」とも語った。夫人、2男1女の5人家族。
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3月29日