1月1日付で生田緑地運営共同事業体の統括責任者に就任した 山之内 豊さん 千葉県在住 42歳
「組織の潤滑油になる」
○…生田緑地全体の管理や運営を行う事業体のまとめ役だ。「豊かな自然の中で仕事ができる」と笑顔を見せる。これから色々な人と協働して取り組んでいくことを楽しみにしている。民間企業が横断的に管理する指定管理者制度が生田緑地に導入されたのは昨年4月。「初年度は把握で精いっぱいだった」という。3月には西口に新しい園路が完成する計画だ。「どのようにすれば来場者が増えるか、トライしていきたい」
○…全体を見る統括責任者の仕事を「潤滑油」に例える。「違う屋根の下にいる人たちが一緒になって取り組む。それぞれのポジションの人が主役」。昨年10月に統括補佐に就任し、生田緑地で勤務するようになった。それまでは施設管理を手掛ける企業の支店長として組織をまとめていた。そのときに取り組んだのが相談しやすい環境を整えること。生田緑地でも組織力向上に努める。目指すは「全員が参加し、全員が発言する事業体」。
○…大学時代に経験した飲食店でのアルバイトを通じて接客業の醍醐味を知った。「お客さんの笑顔や時にはムスっとした顔など反応がダイレクト」。就職先には社員食堂の運営を手掛ける企業を選び、ファミリーレストランの店長経験もある。今でも常に考えているのはよりよいサービスの提供。生田緑地の魅力を評価するのは、来場者であり、様々な活動を実践している市民ボランティアだと考えている。「また来てもらえるような仕掛けを作り、生田緑地のファンを増やしていきたい」と意気込む。
○…限られた予算の中で集客力をアップさせる仕組みとして今、考えているのがイベントを企業にスポンサードしてもらう手法。グループ会社にも呼びかけて、どうしても成功させたいと考えている。「可能性は広げていける。指定管理の期間は残り4年、足跡をどう残せるか。最大限にパフォーマンスを発揮していきたい」
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3月29日