登栄会登戸東通り 商店街でまちゼミ 店主らが技術・知識を伝授
商店主らが講師となって専門的な知識や技術を無料で伝授する「まちゼミ」が2月1日から28日まで、区役所通り登栄会商店街(安陪修司理事長)と登戸東通り商店会(細埜隆己会長)で開催される。
無料で19講座
「まちゼミ」とは、02年に岡崎市の商店街で始まった地域活性化の取り組み。現在では全国的に広がり、市内では1月11日から開催している宮前区のさぎ沼商店会に次ぐ開催となる。
受講者は無料で知識を得ることができ、講師役の商店主にとっては自分の店や人柄を知ってもらう機会となる。講座中は商品の販売や勧誘はせずに講座や交流を楽しむことに徹しなければならないのがルール。コミュニケーションで信頼関係をつくり、顧客数アップや商店街の魅力アップにつなげたい考え。
登栄会商店街は、この取り組みの発案者で岡崎まちゼミの会代表の松井洋一郎さんの指南を受け、昨年夏から準備を進めてきた。近隣の登戸東通り商店会にも呼びかけて実現した。
18店舗が参加し、全部で19講座を開催する。例えば、▽理容店の「マイクロスコープで頭皮のチェック」▽たばこ販売店の「手巻きタバコをつくろう」▽婦人服店「体型をカバーする上手な洋服の着こなし方」――など商店ならではの専門知識を生かした講座のほか、酒販売店の店主による「メダカの飼育」や婦人服店の店主による「民謡講座」といった趣味や特技を生かした講座もある。
「まちゼミは会場が各店舗となるため省スペースで開催できる。登栄会と東通り商店会は向ヶ丘遊園駅の駅前で立地もよく、足を運んでもらいやすいのでは」と安陪理事長。「お客さんも普段は聞けないことを気軽に質問してほしい。これをきっかけに店とお客さんや店同士の結びつきを密にしていきたい。2回3回と続けていきたい」と継続して開催する考えを示した。
※講座の申し込みはきょう17日から。
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4月5日