県と多摩署が防犯講習 JA組合員に注意喚起
神奈川県くらし安全交通課と多摩警察署は先月23日、JAセレサ川崎稲田支店で振り込め詐欺に対する防犯講習会を行った。JA組合員による助け合い組織「多摩の会」の総会の一環。
職員らが「息子を名乗る犯行が多いので、電話の中で『息子』という言葉が出てきたら詐欺を連想してほしい。それくらいの緊急事態」と組合員に注意を呼びかけた。また「標準語を使うから、首都圏の被害が多い」とも説明した。
職員らが、振り込め詐欺の手口を再現する寸劇も行い、組合員の笑いを誘う場面もあった。「はたから見ると面白おかしいが、騙されている本人は気づかない。騙されたと知っても誰にも言えないケースがあり、実際の被害額はもっと多いかもしれない」と話した。
多摩署によると、今年1月から3月までの県内の被害額は昨年の1・5倍の5億9000万円(243件)に上るという。
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3月29日