4月11日付で、多摩区青少年指導員連絡協議会の会長に就任した 関 敦司さん 南生田在住 62歳
健全育成の鍵は地域交流
○…青少年指導員は地域社会で子どもたちの健全な育成を図るための推進役。指導員の活動を始めてから今年で11年目となる。多摩区では現在、82人が指導員として活動している。そのまとめ役で、関係組織との連携を図るパイプ役でもある。月に1回夜間パトロールを行い、地域のイベントがあれば見回って目を光らせることもある。同協議会では、区内の中学1年生を対象とした学校対抗バスケットボール大会も主催。「地域の交流や人と交わることを通して、楽しく仲間を作って育ってほしい」
○…活動の1つとして、区内の中学校教師と懇談会を開き、小中学生の現状を把握しスキルアップを図っている。研修で訪れた少年院で見た少女の「雪が降ると 思い出す 母のぬくもり」という詩が忘れられない。施設にいる子どもたちは家庭に問題を抱えた子が多いと聞き、地域に親を含めた交流の場が必要だと感じている。「友達や親同士で集まって話せば、悩みや不安も解決できるかもしれない」
○…50歳を機に会社を辞め、実家の農業を継いだ。「頼まれると断れない性格」で、地域団体などで役員や委員をいくつも掛け持ちするほど。指導員を頼まれた時も「軽い気持ちで引き受けた」。会社員時代は近所の人との付き合いは薄かったというが、今では活動を通して知り合った人は数知れない。「もともとは人見知りだけど、交流したいという思いはあった。会議後の飲み会で仲良くなれたかな」と照れ笑い。
○…同協議会はこれまで青少年の地域交流のきっかけになるよう、各学校の吹奏楽部や合唱団などが集まる「ふれあいミュージックフェスタ」や多摩川を歩くウオーキングイベントなどを企画し、広報誌も年2回発行に増やした。それでも子どもたちにまだ存在を知られていないと感じることもあるという。「今後は子どもたちに会えるような、昼間のパトロールもしていきたい」
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4月19日