新百合ヶ丘を中心に活動する市民劇団「劇団わが町」が、旗揚げ作品「わが町しんゆり」を11月に麻生市民館で再演する。来年1月には多摩市民館でも再演する。同劇団は7月にオーディションを開催し、長期間活動する第2期劇団員を募る。
劇団わが町は2012年に立ち上がり、劇団員は麻生区や多摩区など市内を中心とした約40人が在籍。年齢制限はなく6歳から76歳までのメンバーが所属している。
「わが町しんゆり」は、1938年にアメリカで発表されたソールトン・ワイルダーの「わが町」をもとに、麻生区在住の劇作家・演出家として活躍するふじたあさや氏が翻案・演出を担当。「わが町」の原作と、その原作を新百合ヶ丘に置き換えたシーンを入れ、「しんゆりバージョン」と「アメリカバージョン」を同時進行させ並行して上演するという作品だ。
これまで同劇団では、「わが町しんゆり」のほかに今年3月に「夢みる人」を上演しているが、会場はいずれも川崎市アートセンターだった。今回の再演では、「演劇をより身近なものに感じてほしい」と初めて麻生市民館で行うほか、分区前は「多摩区」だったこともあり、来年1月に多摩市民館で上演する。
同劇団では、今回の再演や来年3月には新作舞台を上演する予定で、いずれかに参加する劇団員のオーディションを7月6日に開く。同劇団が劇団員を募集するのは、結成以後初となる。今回の募集は出演者オーディションではなく、出演、スタッフワークなど長期的に活動する劇団員として舞台づくりに参加することが条件。応募締切は6月26日(必着)。専用申込書に必要事項を記入し、郵送かFAXで申し込む。
申し込みに関する問い合わせは市アートセンター(【電話】044・955・0107)。
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