日本民家園で活動するボランティアグループ「炉端の会」が設立20周年を迎えた。川崎市文化賞の受賞が決まり、先月28日には20周年記念行事を開いた。
「来場者の中には実際に囲炉裏を使っていた人もいて我々が教わることも多い。出会いが楽しみ。会員の中には遠方から来ている人も珍しくない。民家園にはそれだけ魅力がある」と話すのは野田滋郎会長。
同会のメンバーは約250人。園内の貴重な古民家を虫害や湿気から守るため、囲炉裏で火を炊く活動を続けている。囲炉裏端に来場者を迎える床上公開や団体客へのガイドなど様々な活動を行い、民家園の運営に欠かせない存在となっている。
記念行事の28日は、普段よりも多くの古民家で火を炊いて来場者を迎えた。民家園に煙が立ち上り、古民家の雰囲気を演出した。
野田会長は「会が長く続いたのは人間関係がうまくいったから。民家に負けないくらい長続きしていきたい」と話した。
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