市政報告 全国学力テストの結果を生かす 民主党川崎市議会議員団 露木明美
４月に全小中学校で実施された全国学力テストの結果が間もなく公表されます。
報告書に課題や目標
現在、全市立小中学校で保護者・地域向け報告書を作成し、公表の準備をしています。報告書にはレーダーチャート図等で示した調査結果の全体的な概要、教科調査・質問紙調査の結果から把握した自校の成果や課題、数値目標を含む今後の取組等が示される予定です。
一体の取組に期待
学校は自校の優れている点や課題を把握し、教育目標や経営方針等に照らし、教育指導の改善に役立てることができます。また、子どもたちの学力向上や学習状況の改善のために、学校・保護者・地域が一体となって進めることにつながることが期待されます。
一方、個人票により子どもたち１人１人の学習状況が伝えられますが、その際、今年度から結果の見方や活用方法を示した資料も配布されます。自分の学習方法等の助言も得られ、学力向上につながることが期待されます。
一側面であることを理解
このように保護者や地域に向けた報告と個人への個人票の２つの方法で結果が来週にも示されます。
しかし、このテストで測られる結果は国語・算数（中学校は英語も）という特定の教科であり学力の一側面であること、個人の良さや特性が表れたものではないということを理解して受け止め、学習方法等の改善に生かしていくことが大切です。
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