多摩区版 掲載号:2014年10月31日号 エリアトップへ

4月に発足した多摩区観光協会ガイド部会の部会長を務める 櫻木 進さん 菅北浦在住 78歳

掲載号:2014年10月31日号

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世話になった地に恩返し

 ○…今年4月に発足した多摩区観光協会のガイド部会で初代部会長を務める。多摩区の魅力を伝えるため、観光ガイドセミナーを受けたメンバー20人余りがボランティアガイドとして活動している。年間を通し、区内の梨狩りバスツアーや小沢城址をめぐるウオーキングツアーを企画し、開催。「多摩の魅力は新旧が織り交ざっているところ。昔から住んでいる人も、新しく来た人もみんな親切」

 ○…ガイドとして大切なのは「知識をひけらかさずに、わかり易い説明で短く伝えること」と考えている。案内中の説明が知ったかぶりになっていないか、事故や危険に気を配れていたか、ツアー後に反省会を開く。「お客様の目を見て話す」「説明は3分以内」として「ガイド部会として意思統一していきたい」と語る。「住んでいても地元を知らない人は多い。ツアーに参加する人は元気で区内に興味がある人。その興味に応えるのがガイドの役割」

 ○…大学卒業後、市の職員として平間浄水場に勤務した。30代の時、公害局(当時)が発足し、配属された。工業地帯の煙や工事現場の騒音について、市民と企業との間で仲裁・説明役として市内中を駆け巡った。影響を受けたのは公害局で出会った上司や同僚。仕事や市民に対する真摯な姿勢や一生懸命さに胸を打たれた。「たくさんのことを学び、いろんな人にお世話になった。いつか恩返しがしたいと思っていた」

 ○…60代になってからは町会活動や老人会、子どもたちへの読み聞かせ活動といった地域活動に積極的に参加している。6年前に第1回川崎市産業観光検定を受け、初級に合格。臨海部の工場夜景ツアーでガイド役を務めた。「いろいろと怒られた思い出の場所を案内するのは感慨深かった」と振り返る。趣味はカメラ。30代で撮影した川崎の風景が「かわさき市美術展」の特選に選ばれたのをきっかけに、今でも川崎の風景を撮り続けている。
 

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