川崎市はこのほど、2015年度の多摩区予算案を発表した。区役所施設の管理運営の予算権限が本庁から各区役所に移譲されたため、総額は前年に比べて45・3%増加した。ただ、9項目中7項目が減少し、実質的な新規事業は動物愛護教室開催の1事業にとどまった。
15年度の多摩区の予算額は10億2529万円。権限が区に移譲された分の予算3億3330万円を差し引くと、前年よりも1300万円以上の減少となる。予算権限の移譲は全市的に行われており、全ての区役所で額面は増加したものの、中原区と幸区を除く5区は予算が減少した。
多摩区の予算で大きな割合を占めるのが「道路維持補修」の4億1941万円。次いで権限の移譲分が計上された「区役所機能強化に向けた取組」が3億3330万円。「公園緑地の維持管理」は唯一増額し、前年比約850万円増の1億5534万円。この3項目で予算の9割を占める。
「安全・安心まちづくりの推進」は新規事業として「小学校での動物愛護教室の開催」を計上したものの、124万円減額。本庁の子育て関連予算は大幅に増額したものの、多摩区の「総合的な子ども支援の推進」は38万円減額した。これまで多摩区が重点施策として展開してきた観光推進などの「地域資源を活用した取組」も419万円減額した。
また前年度に初めて予算化された「区の新たな課題に即応するための取組」は継続して500万円を計上した。
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