多摩区版 掲載号:2015年4月17日号 エリアトップへ

4月1日付で市民ミュージアムの館長に就任した 澤村 正彦さん 横浜市在住 54歳

掲載号:2015年4月17日号

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仲間を信じる大きな器

 ○…1983年に入庁。これまでは土木や環境などに携わってきたため、畑違いの配属に「文化芸術はほとんど知らない分野。戸惑う気持ちが強かった」と話す。しかし、新しい職種だけにやりがいを感じている。ポリシーは『いかされていきること』。「みんなの神輿の上に乗って助けられているだけ」と笑うものの、仲間の能力をとことん信じる大きな器と、礼を尽くす姿勢で組織を活性させる。

 ○…大学卒業後、川崎市役所の旧多摩土木事務所に配属。北部の道路や土地の財産管理に努めた。その後、危機管理室で全国的にも実例の少なかった防災無線の整備などに携わった。市が大気環境などを調査するために設置した、環境総合研究所時代には、PM2・5や科学物質の研究や調査に汗を流し、海外からの訪問者に川崎の公害対策を伝えた。「海外の方に川崎の公害対策技術は凄いと言ってもらえることが嬉しかった。川崎の技術を世界に伝えるため、少しでも貢献できていれば」と微笑む。

 ○…3人兄弟の末っ子として生まれ、幼少時代は川崎区で過ごした。「工業都市のど真ん中。煙がもくもくで、2キロ先も見えなかった」と当時を振り返る。現在は横浜市南区に住み、大学で出会った夫人と2人の生活を満喫している。休日には日帰り旅行やドライブに出かけるのが楽しみ。「市民ミュージアムも過去に2人で訪れた思い出の場所。展示物が目当てだったか施設見学が目的だったかは覚えてないけど当時の新鮮な驚きは今も忘れない」

 ○…川崎市を「多様性」のある街といい、南北それぞれの地域特性が持つポテンシャルに期待している。中でも勢いのある中原区に施設があることを「市が持つ貴重な財産」と目を輝かす。今後はこの場所が文化芸術に対する情報発信の拠点、さらに商業振興の場として地域に愛されることを願い、「川崎独自のものを焦らずつくっていきたい」と目標を語る。
 

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