市内の製造業が減少の一途をたどる中、進むべき道を考えようと、一般社団法人川崎中原工場協会(矢野和昭会長)が7月13日、未来の企業経営を考えるフォーラムを中原区内(ホテル精養軒)で開催する。
市経済労働局によると、市内にある製造業の事業所数は1983年の3470をピークに年々減少し、2013年には1309までに落ち込んだ。プラザ合意やリーマンショックなど企業を取り巻く環境や産業構造の変化という全国的な傾向ではあるものの、川崎の技術が失われることが危惧されてきた。
そのため、今回のフォーラムでは「未来の企業経営の在り方と、ものづくりのまち川崎を支えてきた技術や経営を次世代に繋げていくこと」が大きなテーマだ。 主催するのは、製造業をはじめ約280社が加盟している川崎中原工場協会。海外進出や新事業などに乗り出す地元企業の経営者数人がパネラーとなり、現状抱えている課題や未来への経営方針などについて講演する予定だ。主催者は「未来を切り拓き企業発展を進めるきっかけにしてもらえれば。情報交換を行う場も設けたい」と話す。
市は、このフォーラムを通じ現状を把握し、他団体へのフィードバックを行いながら、製造業をはじめとする地元企業を活性化させたい考え。現在、川崎市工業団体連合会に加盟するのは、川崎中原工場協会の他、協同組合高津工友会、川崎労務管理協会、川崎北工業会、下野毛工業協同組合、浅野町工業団地組合連絡協議会、大川町産業振興連絡協議会の計7団体ある。市は「来年3月までをメドに、各団体でも同様のフォーラムの開催に協力していきたい」としている。
他都市と比べ、川崎市内ではベンチャーが育ち元気な企業が多いといわれる。市の担当者は「成長を支えた製造業の技術継承も必要不可欠。今後の経営に悩んでいる中小企業の経営者にとって支援策の一つになれば」と話している。
問合せは、川崎中原工場協会の斉木さん(【電話】044・751・5777)。
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