折り紙の色輪っかでビッグアートを作るイベントが4日、区内の多摩川河川敷で開かれた。約10万個で長さ3300メートル以上にも及ぶ鮮やかな色輪っかをつなぎ、原っぱに巨大な市松模様を浮かび上がらせた。主催したのは「かわさき色輪っかつなぎ実行委員会」。
「雨の中でも多くの人が頑張ってくれ、完成させることができた。イベントを成功させるだけでなく、違う意味でもいいイベントになった」と実行委員長の村瀬成人さん。
この取り組みは、川崎にちなんだ色を使って市民に地元愛を持ってもらおうと、村瀬さんがメンバーの市民グループ「からふる!」が昨年に開催した。今年は有志の協力を得て実行委を発足し、拡大化した。
色輪っかづくりは今年5月下旬にスタート。市内の行政施設や福祉施設、学校、イベント会場などに折り紙の短冊を置いて市民に協力を求めてきた。
この日は、明治大学建築学科の園田ゼミの学生が中心となってビッグアートづくりに挑戦。目標の10万個をめざすため、来場者にも協力を呼びかけて色輪っかづくりに追い込みをかけ、幅12メートル長さ48メートルの市松模様を完成させた。
図柄を設計した同ゼミ大学院1年の米田真さんは「思った以上にきれいに出来上がった。多くの人の協力で完成した。みんなの思い出の1つになるといい」と話した。
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