区内長尾台地区と登戸駅、久地駅を結ぶコミュニティバス「あじさい号」の運行1周年を記念したイベントがあす5日、長尾会館で開かれる。
第1部の報告会では、バスの運行を呼びかけた市民グループ「長尾台コミュニティバス利用者協議会」のメンバーが運行状況やアンケート調査の結果などを発表。地元の長尾町会や運行する株式会社高橋商事、川崎市まちづくり局の代表者らが挨拶に立つ。
第2部は健康に関する講演と舞踊のイベント。新百合総合病院整形外科の別府保男氏が「ロコモ予防」について話す。地元住民によるネパール大震災の支援活動と報告、民謡舞踊・新舞踊の披露がある。
第3部は懇親会を開き、交流を楽しむ(男性1000円、女性500円)。
午後2時から6時まで(第1部=午後2時〜/第2部=3時〜/第3部=4時〜)。参加は自由。
長尾台地区は長尾6丁目を中心とした住宅地。あじさい号運行前は既存のバス停が離れたところに位置し、30メートル以上の高低差がある。そのため、公共交通を使う住民は不便を強いられてきた。08年に住民らが協議会を発足し、川崎市の支援を受けながら地域交通の導入を模索。実証実験などを重ね、ようやく14年12月にバス運行が実現した。協議会の児井正臣会長は「住民にとって、なくてはならない存在になりつつある。1年経って課題も見えてきたのでイベントでお話ししたい」と話している。
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