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多摩区版 公開:2016年2月12日 エリアトップへ

多摩区訪問介護事業所連絡会で代表を務める 三沢 麻紀さん 菅在住 50歳

公開:2016年2月12日

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プロとして介護現場に立つ

 ○…「区内の訪問介護事業所同士で、横のつながりをつくりたい」と4年前、連絡会を発足。現在は、区内約20の事業所のまとめ役を担う。連絡会の世話人が主導で、ヘルパー向けの勉強会や息抜きのヨガ講座などさまざまな企画を定期的に開催している。「訪問介護は小さな事業所が多い。集まることで、勉強会に医師や大学講師などを招くことができる。介護の技術だけでなく、医療、薬、栄養の知識を身につけ、プロのヘルパーとして現場に立てる人を増やしたい」

 ○…一事業所の代表を務めながら、介護福祉士として現場に出る。糖尿病や認知症など、一人ひとり事情が違う利用者と向き合う。体調や気分など利用者の家族すら知らないことを把握できるように、介護記録に「特に変わりなし」の文字を書かないよう心掛けている。いつも「目配り・気配り」を重視することで大病に早く気付けることもある。「ヘルパーはいつも現場にいて、利用者さんのことを一番知っている人。お手伝いさんではない。介護のプロであるべき」と語気を強める。

 ○…九州の福岡市出身。「ぜんそく持ちのおてんばだった」と振り返る。当時、母親から「自然に人助けができる子だった」とも。祖父の葬式で、体に麻痺があるヘッドギアを付けた親戚と初めて対面した時も、その風貌に驚かず、装具の装着の手伝いを買って出た。高校時代からボランティア活動で関わっていた老人ホームに就職し、介護の道を歩んできた。「介護の本当の姿は、昔からあるもの。人が人を気にかけるのは当たり前のはず。型にはめるものじゃない」と自然体だ。

 ○…最近では、区内の医療や介護、行政関係者でつくるネットワーク組織「チーム・たま」にも所属し、活動の場を広げている。今後の目標は、区ごとの連絡会だけでなく市全体でつながれるヘルパーの連絡会を立ち上げること。「ヘルパーの横のつながりが地域の介護力の底上げになる」――。

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