川崎市は2016年度当初予算案を今月発表した。多摩区の予算額は前年度比約2千万円増(2・1%増)の10億4651万8千円。防災や地域の支え合い、子育てなどを重点分野に掲げ、主要8項目を中心に各事業を進めていく方針が示された。
多摩区の予算案は「地域資源」「災害」「子育て」「地域福祉・健康」「市民自治」などをキーワードにした5本柱に、6428万9千円を計上している。
重点分野の一つ「災害に強いまちづくり」の項目では、区全体の危機管理機能を強化する事業に、前年度比180万円増の353万9千円を充当。「多摩区防災基本方針」の策定を盛り込んだほか、多摩区防災連絡会議を通じた連携強化を目指していく。
「地域福祉・健康のまちづくり」の項目では、小中学生に対する認知症サポーター養成講座や地域の状況調査などを盛り込んだ事業に、前年度比388万6千円増の500万円を充当。全市民を対象にした支え合いの仕組みづくりとして、市が進める「地域包括ケアシステム」の土台づくりを、多摩区でも重点的に進めていく方針だ。
さらに「地域資源を活用したまちづくり」の項目には、2239万8千円を計上。地域特性を生かしたイメージ戦略として、区が今年度から進める「ピクニックタウン多摩区」の取り組みに、1364万8千円を充てている。
道路維持に4億
区の機能強化の取り組みと、道路や公園緑地の維持管理の3項目には5億9343万円を充当。そのうち道路の維持補修は4億1801万2千円を占める。区の機能強化では、地域課題の解決に機動的に対応できるよう、500万円を盛り込んでいる。
市予算案の一般会計は前年度当初比3・2%増の6390億円に達し、過去最大となった。予算案は現在開会中の市議会定例会で審議され、3月に議決される見通しだ。
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