東北沢〜和泉多摩川間(10・4Km)の複々線化を進める小田急電鉄は、未完了区間の東北沢〜世田谷代田間(1・6Km)について、2017年度中に工事を完了させ、18年3月には抜本的なダイヤ改正を行うことを明らかにした。
この計画では、平日ピーク時の1時間あたりの運転本数を、現行の3割増にあたる36本に増やす。ラッシュ時の混雑率は、体が触れ合い、やや圧迫感があるとされる現状の189%から、新聞や雑誌を楽な姿勢で読める160%程度に改善される見通しだ。
登戸から新宿5分短縮見込む
所要時間の短縮も見込んでおり、平日の午前8時30分頃に新宿駅着の場合で、同駅までの所要時間が登戸駅、新百合ヶ丘駅、小田急多摩センター駅の各駅で5分の短縮、町田駅で10分の短縮となる。
同社は千代田線直通列車についても大幅に増やし、都心中心部への利用性拡大を促す方針。集客増により、20年度までに昨年度比で50億円程度の増収を目指す。
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