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多摩区版 公開:2016年6月10日 エリアトップへ

市動物愛護センター 30団体と協力 成果に 犬の殺処分ゼロ 3年連続

社会

公開:2016年6月10日

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職員から哺乳を受ける生後間もない子猫
職員から哺乳を受ける生後間もない子猫

 川崎市動物愛護センター(高津区蟹ヶ谷)が2015年度、収容した犬の殺処分ゼロを達成した。13年度から3年連続の達成。猫の殺処分も9匹と、前年度より3匹減った。多くのボランティアと協力し、新しい飼い主探しに努めた結果だという。

 「ボランティアの皆さんと手をつないで取り組んだことが、殺処分数の削減につながった」と同センターの小倉充子所長は話す。

 約30のボランティア団体が同センターと協力して、毎月第3日曜日に「譲渡会」を開催し、新たな飼い主との出会いの場を設けている。また、飼い主に対しても、ボランティアと共にしつけ教室や適正飼養を呼びかけるキャンペーンも実施。最後まで責任と愛情を持って飼う「終生飼養」の啓発に努めるなど、動物の命をつなぐ活動に取り組んでいる。小倉所長は「飼い主も簡単に動物を手放すのではなく、新しい飼い主を探す努力をしていただくことが大切。今後はしつけ教室などを通して、無責任飼い主ゼロを目指したい」と強調する。

 15年度、飼い主から引き取るなどして保護した犬は94匹(前年度比47匹減)、猫は473匹(同34匹増)。保護された犬や猫は、55人の個人ボランティアが散歩や哺乳などに協力する。家庭で飼育されることを見据えて、外の空気や人に慣らせておくためだ。ボランティアからは「動物がここ(センター)に来るのは本来幸せでないこと。その中で自分ができることを手伝えれば」という声がある。

 昨年11月には、川崎市獣医師会と技術支援協定を結び、同センターで保護された負傷動物の治療を強化。職員が現場で技術を学ぶ研修も行い、不妊・去勢手術の技術向上も図っている。

動物愛護基金を設置

 市は今年度から「動物愛護基金」を設置。寄付金を募り、動物の譲渡活動やボランティア活動の支援に活用する。フードや、ゲージ内に敷く毛布などの物品の寄付も受け付けている。

 同センターは18年度末に中原区平間に移転し、市民と動物が触れ合える交流施設として整備される予定。

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