毎年夏に麻生区黒川の稽古場で特別公演を行っている劇団民藝が、今年も7月26日(火)から31日(日)に「坂道と夏の日」(作・塚原政司、演出・田口精一)を上演する。
作品の舞台は1945年8月9日の長崎。午前10時5分から11時2分まで、原爆が投下される直前の様子が描かれる。
病気がちな女学生と兵器工場で働く2人の同級生が交わす普段の会話、とれたてのスイカを持ち寄る親戚のおばさんといった風景が、蝉の鳴き声や若者たちのさざめきと共に進む。川崎出身の神保有輝美さん=人物風土記で紹介=ら出演者が戦時中の何気ない日常を演じていく(Wキャスト)。
公演開始時間は正午、午後2時、3時、7時。各日で公演時間が異なる。入場料(税込・全席自由)は一般2000円、学生1000円。
詳細の問合せは劇団民藝【電話】044・987・7711。
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