多摩区版 掲載号:2016年11月4日号 エリアトップへ

川崎市多摩区食品衛生協会の会長に、今年度就任した 小出 善茂さん 登戸在住 61歳

掲載号:2016年11月4日号

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義理人情で心ひとつに

 ○…飲食店や食品販売など、455の区内事業者が加盟する組織の新リーダーに。行政と連携し、地域の食品衛生や自主衛生管理の啓発、普及に力を注ぐ。活動の一つとして、市食協が認定する「手洗いマイスター」を最近取得した。「活動は商売と直結する。食中毒など事故を防げるように、目配り、気配りで他の関連団体とも協力しながら地域のために頑張りたい」

 ○…天保元年創業と言い伝えられる老舗「日本料理 柏屋」の長男として生まれ育った。「夜8時、9時になると宴会が始まって。三味線が子守歌だった」と幼少期に思いをはせる。地元の少年野球チームで始めた野球は捕手として中学、高校と続け、大学では少林寺拳法部へ。4段を取得し、主将も務めた。いつからともなく「自然に店を継ぐのかな、と思っていた」。料理人として仕事を覚えたい一心で、卒業後は京都で3年間修行し、故郷に帰ってきた。以来、日本料理の道をひたすら歩み続ける。

 ○…「料理人は経営者の立場にならなきゃ」。大学時代、アルバイト勤務していた都内料理店の先輩の口癖だった言葉だ。京都で修業中、収支伝票を見ては「これは高いな。あれは節約できる」と頭の中でそろばんを弾いた。社長に就いたのは2年前。地元団体や行政など多くの地元関係者が会合などで訪れる中、仕入れや献立づくりも自ら担い、料理に向き合う。「お客様に喜んで帰っていただくためには『一期一会』の気持ちで、おもてなしの心で大切にお迎えする」。その原点は昔も今も変わらない。

 ○…区画整理が進むこの地で、頭の中に描いている構想が「生まれ変わる登戸」「川崎の食の奥座敷」だ。3年後の東京五輪を見据えて店舗の完全リニューアルを視野に入れ、サービス向上に努める。「多摩食協のメンバーは義理人情にあふれていて、チームワークがいいので助かってる」。多摩区ならではの魅力を、仲間の輪を広げながら発信し続ける。

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