年間優勝をかけて臨んだチャンピオンシップ(以下CS)準決勝で鹿島アントラーズに敗れた川崎フロンターレ。CS後のオフ期間を終えた12月7日、練習に励むキャプテンの中村憲剛選手に今シーズンの振返りと明日に迫った天皇杯準々決勝への意気込みを聞いた。
中村選手は鹿島戦を振り返り「自分の考える最悪のシチュエーションになってしまいました。自分の中では、鹿島をたたいて浦和と決勝でというイメージがあったので予想外でした。ましてやコンディションが良ければともかく、ベンチスタートというところで仲間に託さなければならなかった。悠(小林選手)や僚太(大島選手)がいなかったことなど、その時のベストでやらなきゃいけないことは分かっていますが、肝心なところで揃うことが出来ませんでした。だからといって勝てたか分からないが、情けないですね」と悔しさを滲ませる。
今シーズン好調だっただけに、サポーターからのタイトル獲得への期待が高かった。「その気持ちは重々承知しています。痛いほど分かっています。今年はクラブ創立20周年ということもあり期待が高く、期待を力に変えて今シーズン走り続けてきました。だから僕らも喪失感が大きかったです。年間を通して言えることですが、これだけケガ人が出てしまったのも含め、理由はひとつじゃない。変えなきゃいけないところは多いと思います」と語る。
普段から支えてくれるサポーターについては、「僕は日本一だと思っています。僕らもサポーターの皆さんには感謝しているし、熱意も感じます。良い関係だと思いますが、この関係に甘えることなく、自分たちと共に戦っているなという思いは強いです。サポーターは増えているし、皆さんとタイトルを獲りたいという気持ちは強いですね」とサポーターへの感謝の気持ちは大きい。
今季最後のタイトル天皇杯獲得へ
明日24日(土)には天皇杯準々決勝でFC東京と戦う。16時キックオフ。今のチーム体制で戦うのは、残り最大で3試合だ。「一つでも先に行かないといけないし、優勝を目指して練習しています。今年に関してはラストチャンスなので、良い状態で臨みたいです。川崎市民の理解や協力がなければ、フロンターレはここまで大きくなっていない。その感謝の気持ちを形にしたいと常々いろんなところで言っています。そのチャンスが天皇杯にあるので、僕らの力になってほしいですね」とサポーターの応援を願い、活躍を誓った。
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