川崎地域連合などが主催する「第88回メーデー川崎地区大会」が先月29日、富士通スタジアム川崎(川崎区)で開かれ、市内の労働組合55団体約6500人(主催者発表)が参加した=写真。
今年のメインスローガンは「長時間労働の撲滅、ディーセント・ワークの実現/今こそ 底上げ、底支え」と「格差是正の実現に向け、勤労者と市民の力を結集しよう!」。あいさつした綱島和彦実行委員長(川崎地域連合議長)は、正規社員と非正規社員の格差が広がっていることや子どもの約6人に1人が貧困のもとで暮らし、過労死が後を絶たない現状を指摘。「メーデーは働くことの尊厳を働く者同士が確かめ合い、社会にアピールする場」と強調した。
来賓の福田紀彦市長は「川崎市役所も長時間労働の改善に取り組んでいる。他人事ではない」と述べ、「住んで働きやすい川崎にしていく」と、川崎地域連合とともに働き方の改革に取り組むことを誓った。
式典前にはデモ行進が行われ、参加者は稲毛公園(川崎区宮本町)から出発した。
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