石油や灯油など危険物に対する啓発運動「全国危険物安全週間」に合わせて、多摩消防署(白石与志夫署長)と多摩消防研究会(増田隆会長)が8日、登戸に工場を構える日立マクセル(株)スリオンテック事業本部で消防訓練を行った。
布粘着テープや防水テープを作る工場構内で、作業員が危険物の入ったドラム缶を搬送中、誤って転倒させてしまい危険物が流出し出火したと想定。119番通報からスタートし、消防車両4台と消防部隊3隊18人が参加し火元となった目標物に向かって放水した。
実践訓練終了後は、同社の地震防災対策本部の石田裕昭副本部長による講義も行われた。同研究会員17人が参加し災害対策について耳を傾けた。
同社は社員で自衛消防隊を組織しており、操法などの基本訓練に月2回取り組んでいる。東日本大震災を機に防災訓練を見直し、2015年から社員に事前通告なしの抜き打ち訓練を行っている。
出火場所を毎回固定しないことで、臨機応変に避難場所を決定できるようにしたり、自衛消防隊員の出勤状況がすぐに把握できるような名札の管理方法などを紹介した。
増田会長は「会員が集まり、実践訓練を見学することは毎年続けていて勉強になる。今後も続けていきたい」と話していた。
多摩消防研究会は、区内で危険物を取り扱っている52事業所が所属している。
【ナイスオン】【バンバン】【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替 |
<PR>
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|