県内の消防救助隊員が一堂に会し、救助技術などを競い合う「第42回神奈川県消防救助技術指導会」が6月14日に県消防学校(厚木市)で行われ、160チーム合計653人が参加。強い日差しの中、陸上の部と水上の部合わせて14種目に挑んだ。主催は県消防長会。
多摩消防署からは、政令市で初となる特別救助隊専任の女性隊員、古賀彩華さん(29)=人物風土記で紹介=ら5チーム18人が参加した。
指導会には他都市から女性隊員の参加もあるが、消防隊と兼任していることが多く、日頃から専任のレスキュー隊として活動する女性隊員は古賀さんが初めてだという。
古賀さんは「ほふく救出」に出場。ビルや地下街で煙に巻かれた人を救出するための訓練で、救助される人を含んだ3人1組となって行う。7・2キロの空気呼吸器を装着して、長さ8メートルの煙道内を通り被害者を救出した後、2人で安全地点まで搬送。得点と所要タイムを競ったが、全国選出には至らなかった。
古賀さんは「本番で自己ベストを出すという目標が達成できず悔しい。真剣に取り組んで楽しかった。いい経験になった」と話していた。
市の代表選考会は先月、市消防訓練センターで行われ、各種目上位3チームが出場した。
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