梨を品定めする審査員＝市提供
川崎市による「梨・ぶどう品評会」後期の部が今月１日、市農業技術支援センター（菅仙谷）で行われ、優秀賞２点と優良賞７点が選出。最優秀にあたる神奈川県知事賞に関山さん（多摩区）の梨「豊水」、優秀賞・川崎市議会議長賞に田村さん（多摩区）の梨「豊水」、優良賞・セレサ川崎農業協同組合組合長賞に田代さん（多摩区）のぶどう「シャインマスカット」が選ばれた。
当日は「豊水」や「あきづき」など梨90点と、巨峰などぶどう４点が出品。それぞれ甘みの基準である糖度や、形や大きさなど外観が審査された。
今年は作物の生育時期に少雨などの天候不順が重なり、出品数に減少が見られた。しかし関係者の話によると、「例年並みかそれ以上にレベルの高い作物があった」という。当日は一般観覧に１００人以上の人が集まり、即売会は盛況だったという。
この品評会は市で栽培される梨やぶどうの栽培技術向上や消費拡大を図るために毎年実施。前期の部は８月18日にセレサモス宮前店で行われ、梨の幸水など早い時期に採れる作物が審査された。市の担当者は「今後も品評会を開催して地元のいい作物を紹介していき、市民の方々に市の作物を愛してもらう機会にしたい」と話している。
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