衆院選の投開票が22日に行われ、神奈川9区(麻生区、多摩区、宮前区の一部)は、希望の党で前職の笠浩史氏(52)が6選を果たした。1712票差で敗れた自民党前職の中山展宏氏(49)は比例代表で復活当選。共産党新人の齋藤温氏(26)は支持を広げられず、議席獲得を逃した。
民進党を先月離党し、新党結党メンバーとして選挙戦に挑んだ笠氏と、安倍晋三首相が応援に駆けつけるなど党の重点区として総力戦を仕掛けた中山氏が接戦を展開。各地で自民勝利が報じられる中、当選確実が最初に流れたのは午後11時40分過ぎ。笠、中山両陣営では今回新たに9区に組み込まれた宮前区の一部の票を含めた情報等を待つことになり、最後の当確は深夜1時15分頃までずれ込んだ。
小選挙区での当選を確実にした笠氏は事務所に到着後、支援者らを前にあいさつ。党代表の小池百合子氏に対する期待と批判が、そのまま党への期待と批判になったことを「先の見えない選挙」と振り返り、小選挙区の議席獲得を大きな出来事とした。「笠だから応援するという声に励まされた。この政党に魂を入れていくのは私たち。もう一度政権交代への期待を寄せてもらえるよう、しっかりと仕事をしていきたい」と意気込みを語った。
支援者らが開票結果の行方を見守っていた中山氏の事務所では、結果の一報が入ると落胆に包まれた。比例復活を受け、中山氏は「4度目の挑戦で何とか小選挙区で勝とうと総力戦で臨んだ」と強調。「政策としては自民党に信任をいただき、前回より1万票を超える支援をいただいたが、私個人の力が及ばず心から申し訳なく思う。初心よりもさらに深い気持ちで臨む」と語り、沈痛な面持ちで何度も頭を下げた。
齋藤氏は「3万人以上の気持ちを受けながら、当選できなかったのは私の力不足。今後も有権者が政治に関心を持ってもらえるよう活動していきたい」と話していた。
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