二ヶ領せせらぎ館周辺で野鳥の観察、撮影を続けている 大野 章(あきら)さん 宿河原在住 71歳
気ままに野鳥追い続け
○…多摩川を中心に野鳥を撮影し15年。これまでに撮った野鳥は138種類に上る。一眼レフカメラを使う仲間が多くなる中、望遠鏡にカメラを装着した「テレスコ」が相棒だ。「この辺で使っているのは私くらい。くせで、しつこくやってます」。二ヶ領せせらぎ館での写真展は8回目を迎えた。日本を代表する野鳥写真家の叶内拓哉氏も毎年見に来てくれるという。ここでの野鳥の知識を買われ、新聞やテレビで解説したことも。「やれるうちは、続けていきたいね」と思いを語る。
○…野鳥に関心を寄せたきっかけは妻だった。「私が単身赴任中に、女房が趣味で野鳥観察のグループに入っていて」。一緒についていくうちに、「見ているだけじゃつまらないだろう」と撮影を始めた。続けているとせせらぎ館の初代館長から声がかかり、2004年に初めての写真展を開催。「最初はカワセミ中心に。当時は勤めてたから、土日に必死になって撮ってたよ」と思い返す。野鳥仲間との情報交換や図鑑などで知識をつけ、「今はもちろん、この辺の鳥はひと通りわかる」と、すっかり専門家だ。
○…栃木県出身で、兄姉のいる末っ子。「子どもの頃はメジロとかウソが珍しくて、カゴに入れて飼っていた。今は捕まえちゃダメだけどね」。大学で地元を出て、川崎に住んで47年。2人の子にも恵まれた。退職後はほとんど野鳥一筋。「金がかからない遊び。時間だけかかるけど」と笑う。野鳥好きな妻と一緒に出かけるのも、大事なひと時だ。
○…一番の醍醐味は「うまく撮れた!」「失敗した!」という一喜一憂の瞬間。「うまくいったら嬉しいし、失敗したらこの後何とかしなきゃって」。雨が降らず、用事がなければほぼ毎日撮影に出向く。その証拠に、自身のブログには日々の鳥や川の様子が細やかにつづられている。「野鳥をよく知らない人にも、散歩がてら双眼鏡を持って見にきてもらいたい」。今日もぶらりと、野鳥に会いに行く。
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4月19日