トラビックを体験する参加者ら
高齢者を対象にした「多摩区いきいき安全・安心セミナー」が今月12日、多摩市民館で行われた。１７０人が参加し、交通安全や防犯対策の意識を高めた。
区内で高齢者の交通事故や振り込め詐欺が増えていることを受け、昨年まで別々に行われていた「防犯セミナー」と「交通安全のつどい」を合同で初開催。多摩警察署による講話などが行われ、参加者は真剣に耳を傾けていた。
県警察交通安全教育隊による交通事故防止のためのエアロビクス「トラビック」では、県警キャラクターの腰永小百合さんが登場。長沢長生会の会員らもステージに立ち、参加者全員で体験した。参加した鴛鴦沼（おしぬま）自治会の松本勝さんは「町会で安全パトロールをしている人たちにも知らせてあげたい」と話した。
防犯面では、落語ができるアイドル「ラクドル」として活躍する田代沙織さんが、振り込め詐欺を題材にした落語を披露した。
主催した多摩区安全・安心まちづくり推進協議会、区交通安全対策協議会の末吉一夫会長は「これからも皆さんと一緒に交通安全、防犯対策に努めていきたい」と話していた。
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