理科を楽しく学んでもらおうと、昨年11月に文化勲章を受章した東京理科大学の藤嶋昭学長(75)=中原区在住=を招いた特別授業が、先月25日に市立東菅小学校(葉倉朋子校長)で行われた。
「理科を楽しく〜小さな疑問から大きな発見へ」と題した授業には、5年生73人をはじめ教職員や保護者らが参加した。
「空はなぜ青くて、夕焼けはなぜ赤いのか」「人類が1年間に使う鉄の量は、オリンピックのプール何杯分か」――。藤嶋学長が身近な自然現象や素材を例に疑問を投げかけると、児童らは真剣に考え、それぞれの考えや意見を口にしていた。
藤嶋学長は50年前に発見した「光触媒」についても触れ、著書を紹介。光を当てると化学反応が促され、汚れや臭いを分解する仕組みを、大型競技場の屋根や新幹線の喫煙室など応用例を挙げながら説明した。児童からは「光触媒の欠点は」「見つけるのに何年かかったか」と、次々に質問も。原山大愛(だいあ)君は「光触媒のことを初めて知れて楽しかった」と感想を話した。
授業を終え、藤嶋学長は「子どもたちには、理科が好きになってもらえれば嬉しい。未来に向けて、本をたくさん読んで疑問を持ち、発見してもらいたい」と思いを語った。
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