市政報告 緊急渋滞対策により稲生橋交差点の改良すすむ 民進みらい川崎市議会議員団 露木明美
慢性的な交通渋滞は大きな経済的損失を招くとともに、市民生活の豊かさに大きくかかわる問題であるとして、本市では即効的な対策により効率的・効果的に渋滞を緩和する取り組みを進めています。
この緊急渋滞対策として、第１次では二子橋交差点など６カ所、第２次では宿河原１丁目交差点など４カ所の改良を終了し、第２次計画で残る稲生橋交差点（ダイエー向ヶ丘店付近）の改良に、２０１８年度を完成予定にとりかかる予定です。具体的には下図に示すように、生田緑地から府中街道へ向かって交差する路線に新たに左折専用車線を増設し、車の流れを改善します。これにより交差点全体の渋滞の緩和を見込んでいます。
この間、この交差点は歩行者が多いため右左折時に歩行者を巻き込まないよう安全対策として歩車分離式に改善し、さらに右折専用信号も設置しましたが、この結果これまで以上に渋滞が発生するようになってしまいました。これに対して稲生橋交差点をさらに改善するよう、多摩区選出の市議会議員が共同で対市要望に盛り込んで取り組み、実現につながりました。
今後は、第３次緊急渋滞対策として稗原交差点など５カ所が計画されています。しかし、小田急線の３月の増便により踏切遮断時間の増加が予想され、並行する世田谷町田線の渋滞が懸念されますが、第３次計画には世田谷町田線の混雑箇所が含まれていません。わが会派は渋滞が予想される交差点を緊急渋滞対策箇所へ加えるよう、担当局に強く要望したところ、建設緑政局から「小田急線増便後に渋滞の状況調査を実施し、検討する」という答弁をいただきました。私も小田急線増便後の渋滞の状況を調査し、改善策を考えていきたいと思います。
今後もより快適で暮らしやすい「まち」をめざして、地域の皆様の声を市政に生かす取り組みを全力で進めてまいります。
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