東日本大震災、阪神・淡路大震災に追憶と鎮魂、復興の思いを込めた「多摩川灯ろう流し」の催しが3月10日、京王線鉄橋下流の多摩川河川敷で行われた。
このイベントは東日本大震災後の2012年3月から開催され、今年で7回目。毎年手づくりの灯ろうを多摩川に流していたが、今回は前日の大雨で川が増水していたため内容を変更。初めて「キャンドルナイト」として実施した=写真。
当日は約150人が来場。メッセージカードに「福島の皆さん、一緒にがんばりましょう」「復興を心よりお祈りいたします」など、それぞれの思いを書きつづり、竹で作られたキャンドルライトと一緒に展示された。友人の誘いで初めて参加したという惣名愛果さん(10)は「『福島がんばれ』と書いた。思いが届いたら」と話した。
企画したNPO法人おさかなポストの会の山崎充哲さんは、毎年移動水族館として多摩川に生息する魚とともに福島県を訪れている。山崎さんは「参加者は減っているが、あの日を忘れないことが一番大事。今年も必ず福島に行って募金とメッセージカードを届けたい」と思いを語った。
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