多摩区版 掲載号:2018年3月30日号 エリアトップへ

神奈川県フロアボール連盟の会長で、日本代表や市内チームの監督を務める 加藤 宗一さん 麻生区在勤 63歳

掲載号:2018年3月30日号

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「わが子」の成長 第一に

 ○…ホッケーを体育館で行う「フロアボール」と、同競技を手軽に楽しめるように改良した「ネオホッケー」の監督として、多摩区内のクラブから日本代表まで幅広く指導を続ける。今年は神奈川県のチームが全国大会で男女ダブル優勝、男子日本代表チームがアジア・オセアニア予選で世界への切符を手にするなど躍進。代表選手には市内出身者が多く、「ずっと指導してきた川崎の子たちが順調に育っている」と喜びを語る。

 ○…30年ほど前、市職員としてこども文化センターを担当していた時。子ども同士の仲間づくりができるスポーツを探す中で、ネオホッケーの前身に出会った。「最初はミニホッケーという名前で。市内で大会を開いたり、子どもたちも夢中になって」と懐かしむ。当時枡形に勤めていたこともあり、特に多摩区で普及。地域で盛り上げようとチームを発足させたり、中野島の総合型スポーツクラブの種目に取り入れたりと活動の幅を広げていった。自らも区内のチームで競技を続け、昨年は50歳以上の全国大会で3位に。「自分も楽しみながら」と笑顔を見せる。

 ○…山梨県に生まれ、少年時代は「ガキ大将」。器械体操に入れ込んだが大学で腰を痛め、次に選んだのがアイスホッケーだった。「楽しくてしょうがなかった」と、ホッケー人生の原点になっている。麻生市民館岡上分館の館長を経て、3年前に退職。現在は実家の農業を継ぎつつ、片道2時間半の同館に非常勤で通い、監督として全国を飛び回る多忙な日々を過ごす。

 ○…「意外と短気で、教える時に怒っちゃって。いつも反省している」と苦笑い。「みんな自分の子ども。どうしたら成長するか、伸ばしてあげられるか」。そう考えるからこそ、指導にも熱が入る。長年の夢は、フロアボール専用の体育館をつくること。「子どもたちを育てて世界を目指す。そのために環境を整えたい」。志を胸に、一人ひとりと真っすぐに向き合う。

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