日本小学生&中高生ネオホッケー選手権が今月18日、八王子市で行われ、中野島周辺を拠点とする「こベントス」と麻生区の「岡上FBC」による合同チーム「岡上こべ」が小学生高学年混成の部で優勝した。こベントスは部員不足のため今大会をもって休部。昨夏の大会に続く全国制覇で、有終の美を飾った。
ネオホッケーは、アイスホッケーに似た室内競技の「フロアホッケー」を、日本の施設環境に合わせて子どもも楽しめるように改良したニュースポーツ。1チーム6人制で、スティックとプラスチック製のボールを使って得点を競う。
こベントスは枡形と中野島のこども文化センターでの活動がきっかけで、12年ほど前にチームを結成。多い時には約30人の小学生が所属していたという。部員の減少に伴い、加藤宗一監督=人物風土記で紹介=が兼任している麻生区岡上のチームと3年ほど前から合同チームを結成。2016年の同大会では、低学年の部で準優勝を果たした。昨年度はこベントスとして出場し上位入賞を逃したものの、再び合同チームで両区を行き来しながら練習や合宿を重ねてきた。
今大会には、こベントスの建侑志君(桐朋学園小6年)、釜野吉平君(中野島小6年)、郡山空大君(下布田小5年)田中美羽さん(同4年)に、岡上の選抜メンバー4人を加えた8人のチームで参加。全国の予選を突破した17チームが高学年の部の頂点を争った。同チームはディフェンスやボールのキープ力を武器に攻め決勝に進出。栃木県のチームを3―1で破り、優勝を手にした。
加藤監督は「このチームはレベルが高く、ハラハラせずに試合を見守ることができた。練習の成果が出たのでは」と話す。兄の影響で幼児の部から競技を続けてきたという主将の建君は「6年生は最後の大会なので気合が入っていた。このチームなら勝てると信じていたのでとても嬉しかった」と振り返った。
6年生の卒業により、こベントスは休部。チームの母体であるフロアボールチーム「川崎インネバンディクラブ・ユベントス」は活動を続けており、中学生のチームもある。加藤監督は「多摩区から日本代表として世界で活躍している選手がたくさんいる。やってみたいという子どもがいたら嬉しい」と思いを語った。
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