川崎市立日本民家園で3月24日、50周年記念コンサートが行われた。当日は国指定重要有形民俗文化財である「旧船越の舞台」を会場に、初のオペラ公演を実現。午前、午後の部あわせて430人が参加し、迫力あるオペラ歌手の歌声を楽しんだ。
日本民家園が昨年4月に50周年を迎えたことを記念し、多摩区が企画。午前の部では「子どもと楽しむコンサート」と題し、手遊びを交えながら親子で歌を楽しむ姿が見られた。
定員の倍ほどの申し込みがあったという午後の部は、抽選で選ばれた約300人が入場。前半には男性4人のグループ「藤原歌劇団クアットロアリア」がアンサンブルを奏で、客席で歌うなど盛り上がりを見せた。後半には、鶴の恩返しが原作のオペラ「夕鶴」の名場面が披露され、観客たちは和の舞台とオペラとの融合に引き込まれていた。
主催した区の担当者は「貴重な文化財での歌舞伎以外の公演。オペラも舞台と一体化していて、新たな魅力を楽しんでもらえたのでは」と振り返った。
多摩区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|