先月末で使用を終えた川崎市教育文化会館大ホール(川崎区)で閉鎖前日の3月30日、市立稲田中学校吹奏楽部が第30回定期演奏会を行った=写真。同ホールの閉鎖記念事業以外の一般利用は同公演が最後。約700人が来場し、ホールの閉幕を惜しみながら生徒らの演奏に聴き入っていた。
毎年3月末に行っている同部の定期演奏会は、多摩市民館など市内各地のホールを利用。その一つが市教育文化会館だった。今年の演奏会当日は大ホールの閉鎖前日ということもあり、本来は一般利用を受け付けていなかったが、開催場所に困っていた同部が打診。時間制限を設ける形で開催に至った。
当日は2017年度の部員や卒業生ら約90人が出演。3部にわたって10曲を演奏したほか、合唱やアンコールも披露され、会場は大きな拍手に包まれた。
前部長の野崎咲音さんは「充実した日々を過ごせたのも支えてくれた皆さんのおかげ」とあいさつ。顧問の会澤貴裕教諭は「温かい響きのするホール。なくなってしまうのは寂しい」と閉鎖を惜しんだ。
市教育文化会館は1967年に開設。大ホールは学校の演奏会から著名人のコンサートまで、幅広く利用されてきた。今後、同ホールの機能は昨年開館した複合施設「カルッツかわさき」が担っていく。
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