読売日本交響楽団の新しい練習所が小田急多摩線黒川駅前(麻生区)に誕生し、4月から稼働している。
同楽団は読売新聞、日本テレビ、読売テレビの3社が設立した、世界でも珍しい新聞社母体のオーケストラ。1965年から多摩区の練習所を使用してきたが、老朽化で移転、新築が決定。後継地に黒川駅前の商業施設の跡地が選ばれ、2016年に土地を所有する小田急電鉄と土地契約の覚書を交わした。
新しい練習所は地上2階建ての鉄筋コンクリート造りで、敷地面積は約3200平方メートル。壁面の素材や形状を工夫しコンサートホールのような響きが体感できる練習ホールや、個人練習室、ライブラリー室などがある。外壁には地域のシンボルとなるよう、五線譜をタイルで表現したという。
練習所移転に伴い、同楽団は近隣小学校への出前演奏なども予定。同楽団の担当者は「地域に根ざし市民に親しまれる楽団を目指す」と話す。
記念祝賀会が先月行われ、関係者ら約50人が出席。同楽団の小林敬和理事長は「これまで練習場所を転々としていたが、腰を据えて演奏力や芸術性を高めていくことができる。『音楽のまち』で飛躍を図りたい」とあいさつ。福田紀彦市長は「読響が私たちのまちで練習している団体と知ってもらえれば」と話していた。
【ナイスオン】【バンバン】【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替 |
<PR>
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|