多摩区版 掲載号:2018年6月8日号 エリアトップへ

特定非営利活動法人かわさき自然調査団で自然保全活動を先導する 岩田 臣生さん 宮前区在住 70歳

掲載号:2018年6月8日号

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実践と思考、繰り返し

 ○…市青少年科学館を拠点に活動する「かわさき自然調査団」の中で、生田緑地の自然保全活動を続け14年。休耕田の再生や自然学校、雑木林の皆伐更新など、先頭を走ってきた活動が評価され、国交大臣表彰に輝いた。「とにかく生田緑地のすべてを見て、学び取ろうという気持ちでやってきた。市街地の都市公園、やることは無限大。きりがない」と先を見据える。

 ○…大学では社会工学を学び、都市開発やまちづくりの職へ。北海道での仕事が長く「川崎道民」のような生活を続けた後、「市民」として落ち着いた50代のころ。地元で何かしたいと公募委員で生田緑地整備の計画づくりに携わった。一方、妻が調査団の活動を続けていたことから、法人設立の協力を機に入団。新参者ながら水田づくりやシンポジウム開催など、進んで取り組んだ。「ど素人だったし反対を受けたこともあるけど、生き物が復活してきてくれた。生き物が認めてくれた」

 ○…幼少から市内に住み、小2で堰へ。稲田小、稲田中、多摩高と地元で過ごした。「中学で丹沢、高校のときは北アルプスも行って」と、昔から山好き。現在は週4回の活動にウェブサイトの更新、事務所でもある自宅のベランダで苗づくりと忙しい日々。活動をともにする妻とは「絶えず一緒だから、いつも緑地の話」と笑みをこぼす。年1回、奈良へ旅行するのが結婚記念日の恒例行事だ。

 ○…「取り返しのつく範囲でやってみて、考える。基本の考えはそれだけ」。どこでどのように、何をすればいいか、常に考え行動する。団員の減少や高齢化も課題の一つ。「同じように考えてやってくれる人を育てていかないといけない。20年後も、30年後も、生き物が残っていける環境をつくらないと」。生田緑地一筋で、挑戦し続ける。

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