棋士として史上初の「永世七冠」を達成し、国民栄誉賞を受賞した羽生善治氏(47)が6月9日に桐光学園(麻生区)を訪れ、講演を行った。
生徒の進路選択に役立てようと、同校が実施する「大学訪問授業」の一つ。さまざまな学問分野で活躍する人物を講師に招く特別授業だ。
当日は中学1年から高校3年の約2000人が参加。羽生氏は「決断力を磨く」をテーマに、不調のときの対処法や失敗への対応について語り、「さまざまな経験をして自分なりの美意識を持つことが判断、決断につながると思う」と、考えを示した。「毎日将棋という同じことの繰り返しで嫌にならないか」という生徒からの質問に対し、「嫌になるときもあるが、気持ちは天気のように調整できないもの。ある程度割り切り、気持ちが落ちていてもやるべきことをやって気持ちが上がるのを待つ」と答えていた。
杉山紗彩さん(中3)は「不調のときは日常を少し変えてみるという話が印象に残った。勉強や生活の中で取り入れたい」と感想を話していた。
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