不審者から声を掛けられたときの対処法などを学ぶ「おおだこポリス子ども安全スクール」が先月29日、市立長尾小学校で行われた。主催は神奈川県警本部と多摩警察署。
県警が推奨している「おおだこポリスの4つのおやくそく」を教材とした子ども向けの安全教室。子どもの犯罪被害を防止しようと、県内各地の幼稚園や小学校で実施されている。多摩区での開催は今回が初めて。
当日は同校の全校児童約270人が参加。うさぎの着ぐるみなどに扮した警察官らが、不審者に遭遇した際の行動を寸劇で披露した。「おうちのひとにいってきます」「ともだちとあそぼうね」「だまされてついていかない」「こわくなったらおおごえで」の頭文字から名付けられた「おおだこポリス」も登場し、公園で遊ぶときの注意点や出かけるときのルールなどを伝授。「スーパーや商業施設のトイレは危険」「防犯ブザーより先に声を出すことが大事」などと呼びかけ、約束を覚えるダンスも披露された。
多摩署管内で学校向けの防犯活動を推進するスクールサポーターの藤木清さんは「遊びながら学んでもらうのが一番。他校にも広げたい」と話した。同校の田中直子校長は「日頃の地域の見守り活動に加えて、子ども自身の危機回避能力も育てていきたい」と同教室に期待を込めた。
多摩区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|