明大・元木准教授（右）らが参加し意見交換
ＪＡセレサ川崎（原修一代表理事組合長）は今月11日、宮前区の同ＪＡホールで「地域農業振興大会」を開き、生産者や同ＪＡ役職員、行政関係者ら２００人が参加した。
川崎の農業を魅力ある産業にするために策定した計画について、現状や成果を検証。中学校給食への市内産野菜の提供や食農体験、安心・安全の取り組みなど進ちょくを報告した。
原組合長は「農業を取り巻く環境の変化に、しっかり対応していきたい。遊休農地や援農など課題も山積しているが対策に着手していく」とあいさつした＝右写真。
同ＪＡは生産者の所得向上につなげるため、アスパラガスの新栽培方法「採りっきり栽培」に注目。昨年から川崎市などと協力し、普及に力を入れている。
会場では「採りっきり栽培」について、開発者の一人で明治大学（東三田）農学部の元木悟准教授が、麻生区黒川地区の事例などを紹介しながら説明。生産者や行政職員、学生を交えてパネルディスカッションを行い、同栽培方法のメリットなどを訴えた。
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