区民の防災意識の向上や協力体制の充実を図る多摩区総合防災訓練が9月2日(日)、市立菅中学校で行われる。首都直下型地震や大規模災害に備えた防災、減災に向け、「地域がつながる訓練」をテーマに区が開催。菅町会の18地区の自主防災組織による訓練とあわせて、区民が自由に参加、見学できるさまざまな企画が用意されている。
区と菅町会は4月から会議を重ね、準備を進めてきた。多摩消防署や消防団のほか、隣接する稲城市の消防団や矢野口自治会も参加するなど、行政の枠を超えた訓練になる予定だ。「区全体だけでなく稲城市からの参加もあり、お互いに協力しながらできることが大変有意義」と同町会の濃沼健夫会長。7月の西日本豪雨で広島県の災害支援に携わった区危機管理担当の青柳努さんは「訓練を見て、各地区に持ち帰って参考にしてもらえれば」と話している。
6種目に挑戦
自由参加型の訓練「めざせ!レスキュー隊」では、6種目を用意。川崎市内で直下型の地震が発生したことを想定した種目では、倒壊建物時の初期消火や救出、車からの救護などを3人以上のチームで体験できる。「防災×トレーニング」では、災害時やアウトドアで役立つロープワークや、火の的に的確に水を当てる技術を習得。各訓練を完了すると、それぞれデザインの異なるオリジナル缶バッジがもらえる。この他、災害食グランプリや防災グッズ展示、ペット同行避難などの企画も行われる。
午前9時30分から午後0時30分まで。小雨決行。問い合わせは区危機管理担当【電話】044・935・3146。
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