三田台自治会による公園管理運営協議会と多摩区が連携し、2020年度内の完成に向け再整備が進行する三田第2公園。計画案に関する10月13日の意見交換会を前に、今月14日から10月5日までアンケート形式で地元住民の声を受け付けている。
1967年に開設され、通称「まむし公園」の名で親しまれる三田第2公園は、9372平方メートルの街区公園。園内の北西部には市街地では貴重な樹林地が広がり、サクラやイチョウが茂る緑豊かな憩いの場として住民に活用されている。
整備工事は11月着工予定の第1期から、再来年度の3期まで3カ年で計画され、総事業費は約5〜6千万円の見通し。1期では3月に設置されたバスケットボール用ゴールに続き、広場整備や砂場の改修、樹木の伐採を今年度中に行う予定だ。
公園設備や植栽の老朽化が進み、再整備への要望が住民から挙がり始めたのは3年ほど前。整備の具体化に向け、多摩区道路公園センターでは2016年に調査を実施。昨年は地元住民との意見交換会を2回開き、整備案を検討してきた。
10月の意見交換会では1期の計画案を協議するほか、2期と3期で行う園路のバリアフリー対応を含む計画案2本について比較し、方向性を検討。アンケート結果も踏まえ、意見を集約する。
管理運営協議会積極活用へ
これまで公園の維持、管理を担ってきた三田台自治会は昨年9月、整備の本格化に向けて従来の公園緑地愛護会から「管理運営協議会」に組織を変更。お祭りなど利用許可権限が与えられ、公園の利用調整を行うほか、報奨金は緑地愛護会の3倍の年間9万円が支給されるようになるなど、公園運営の積極的な活動を担う体制になった。
同自治会と同協議会の会長、山吉新一さん(82)は、3月までの第6期多摩区区民会議で「住民がつくる公園部会」部会長を担当。若者が住みやすいまちづくりの施策として、住民主体で取り組む公園運営を提言してきた。
多摩区では160カ所ある公園のうち、公園緑地愛護会の登録数は49団体、管理運営協議会は55団体にとどまる。約3分の1の公園には、いずれの管理団体もついていない状態だ。山吉さんは「高齢化と人口減が進む中、地域活性化の重要拠点として、住民参加型の魅力的な公園づくりを進めていきたい」と語った。
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