大相撲九州場所の千秋楽が行われた11月25日、県立向の岡工業高校(堰)出身で尾車部屋の友風関(23・本名=南友太)が12勝3敗で十両優勝を果たした。これを受け、川崎商工会議所は友風関を「かわさき産業親善大使」に任命することを決めた。
川崎市出身の十両優勝力士は隆三杉(現千賀ノ浦親方)以来。友風関は市立富士見中学校(川崎区)時代に相撲を始め、向の岡工業高、日本体育大学を経て尾車部屋に入門。昨年夏に初土俵を踏んだ。今場所は十両昇進を果たしたばかりだった。
稽古のため、友風関は中学時代から向の岡工業高に通っていたという。中3のとき日本相撲協会主催の全国都道府県大会に神奈川県代表として出場し、県代表監督だった清田英彦教諭(現・向の岡工業高相撲部監督)も帯同。大会期間に、尾車部屋に宿泊したというエピソードもある。
友風関の中学、高校時代は、向の岡工業高のコーチだった清田監督は「2年冬の全国大会では個人で準優勝するなど、高校3年間で安定した成績を収めていた」と振り返る。今年に入り、尾車部屋での稽古を見て「強くなっているのに驚いた。今回の十両優勝は、実力を発揮すれば十分に達成できることだったと思う」と分析。「三役を目指して幕内で活躍してほしい」と期待を寄せた。
友風関の中学校時代の相撲・柔道部の顧問、天川美章氏(川崎市相撲連盟理事長)は今場所の中日、九州まで応援に駆けつけた。「最初の5日間は土俵入りから取組まで、見ていても緊張する様子が分かった。その後吹っ切れ、本来の力を発揮した。千秋楽の取り口も素晴らしかった。何よりインタビューも立派だった」と手放しで喜んだ。
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