多彩な素材を使って独創的な布草履を生み出している中野島在住の杉下禄郎さん(81)。自宅に保管する数々の作品を見て楽しんでもらおうと、多摩市民館で12月14日から展示会を開催する。
杉下さんが布草履に魅了されたのは約2年前、市施設のリサイクル講座でのこと。古着やシャツを使うのが基本だったが、「きれいなものを作りたい」と和服や海外のスカーフなど、さまざまな布地を収集。色柄を表面に出すため、たどり着いたのが「太っちょ鼻緒」だ。「1足作るのに鼻緒だけで3時間かかる。作れて1日1足」と杉下さん。
展示会に向けて、共同制作者の旧友・吉田洋子さんの作品とあわせて70足ほどを選定。各作品には「丸が並んで」「眼を射る水色」「デンマークの食卓から」といったユニークなタイトルと解説も掲示する予定だ。
市民館ギャラリーで14日(金)、16日(日)、18日(火)、19日(水)の4日間、午前10時〜午後7時(最終日3時)。問合せは【電話】090・3520・0325。
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>